2006年プロジェクト

【パキスタン・カシミール州刺繍を通じた職業訓練事業】

色鮮やかな模様と大きな縫い取りが特徴的なカシミール刺繍は、カシミールの特産品としてパキスタン内外で長く愛されてきました。しかし、2005年のパキスタン地震で多くの刺繍店が倒壊し、店主にも作り手の女性にも犠牲者が出ました。生産量が激減し、この特産品は震災後しばらく市場から姿を消しました。

カシミール刺繍は山間部女性の貴重な現金収入源です。被災のためいまだ村に帰還できない女性にこの技術を習得してもらい、収入向上に役立て、刺繍協同組合を組織化することをJADEは支援してきました。伝統技術を保存しながら持続可能な生活再建を行う、大きなニーズとインパクトのあるプロジェクトとして成功を収めました。

>>カシミール刺繍と被災女性たち

カシミール刺繍事業
カシミール刺繍事業
カシミール刺繍事業
一つ一つていねいに手作りされる刺繍作品。
刺繍を習いに集まる被災者女性たち。
生徒同士助け合いながら刺繍を進めていく。


事業概要イメージ

カシミール刺繍事業概要イメージ


期間/2006年6月〜2006年8月(第1期)、2006年9月〜2006年12月(第2期)
地域/パキスタン・イスラム共和国 アザド・カシミール州 ムザファラバード市周辺地域
予算/約650万円(第1期)、約1,250万円(第2期)
資金提供団体/ジャパン・プラットホーム