2006年プロジェクト
カシミール刺繍と被災者女性たち
1.カシミール刺繍とは
その主なものは「ナムダ」と呼ばれる羊毛でできた薄いマットとキャンバス地に刺繍をしたもので、50cmx1mの標準的な大きさのものが1枚400〜500ルピーで売られています。コースター、テーブルセンター、クッションカバー、ティーコージー、ベッドシートなど外国人が見ても非常に可愛いものが作られています。 ※1ルピー=約2円(当時) |
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2.刺繍の技術
採用されていたのは「チェインスティッチ」と呼ばれる基礎的な刺繍方法です。この技術は、通常は1週間程度の訓練で一通りの作業を覚えることができます。そのあと2、3年でパターン作成や色の配置など、カシミール刺繍独特の味わいを持つ製品が作れるようになるといわれています。
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3.生産方法 |
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4.地震被災後 |
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5.支援ニーズ カシミール刺繍が産業として復旧、復活する見込みは立っていません。しかし、自分の村に帰還できない被災者の女性たちにこの技術を習得してもらえば、収入向上に役立てるとともに、女性による刺繍協同組合を組織化して持続的な生活再建と社会開発にもつなげられます。さらに、カシミール刺繍という伝統技術の復活・保存にも役立てることができ、意義の大きな支援事業として考えられます。 |