ガザ:紛争被災者医療及び自立支援事業

 JADE-緊急開発支援機構は2016年6月より12月までの期間、パレスチナガザ地区内5つの県において、支援が行き届かず、かつ脆弱層の多く住む地域において、巡回医療および学用品の配布を行います。本事業ではこれまの巡回医療チームに理学療法士とソーシャルワーカー各一名を増員し、身体の障がいのある方へのリハビリや生活支援をします。車椅子や歩行補助器(杖など)を貸与する他、多面的な支援を可能にするため、ソーシャルワーカーが相談業務を担当します。また9月に新学期が始まるのに合わせ、2,000人の小学校新入生に学用品のセットを無償で提供します。

 ガザ地区では2014年のイスラエル軍の空爆により2,205人の人が命を落とし、負傷者は11,000人を超えました。ガザ地区全体の13%の住宅が損壊し、今でも9万人の人々が避難生活を余儀なくされています。

 

ガザ地区における医療活動の様子

 

 

*本事業は特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム(JPF) のご支援により実施されております。JPFの取り組みに関するより詳しい情報はこちらのウェブサイトをご覧ください。